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自然界に倣う

自然界に倣う

自分を変える必要は無いんだと知って、変える努力を止めた時に、人は最も力強く変わり始める。

これは興味深い逆説です。

弱い自分を変えようと、強く振舞っている間は苦しくて変われない。

でも、弱くていいや。弱いのも自分なんだと受け入れると、力が抜けて体が緩んできて、自分本来のナチュラルな強さが出てくる。

暗い自分を変えようと、明るく振舞っている間は苦しくて変われない。

でも、暗くてもいいや。暗いのも自分なんだと受け入れると、気持ちがほどけて、自分本来のナチュラルな生命力があふれてきて、結果、明るくなる。

「受け入れる。」ということには、「変わろうとする。」こと以上の力があるようです。

変わろうとすることは、現状の自己に対する否定が含まれており、自己を否定することは、自己の力を奪うことだからです。

成長を志すなら、自然界に倣うのが一番のように思います。

自分を変えようと頑張っている木が存在するでしょうか。

木は変わろうとも思わないし、成長しようとも思わないし、大木を目指しているわけでもない。

自己に充足していることで、結果的に伸びる。

自分の中にもある自然。

そこに、ゆだねるのが最大の力なのだと、最近は思います。

老子は言っています。

「学する者は日々益し、道する者は日々損す。損して損して無為となり、無為にして為さざるは無し。」

無為であることで、何でも為せる(実現できる)というのは、自分の中の「変わりたい!」という頑張りではなく、それを手放したところに残る「自然」を使うということなんですね。

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